TOPICS

トピックス

文化庁令和2年度Living History事業 キックオフミーティング 「鳥羽伏見の戦い」絵巻 超高精細デジタル化及び歴史発見コンテンツ製作

2020年09月4日


 
これまで過去20年近く、独自の超高精細デジタル技術を開発し、最先端の機械、ソフトウェアなどを用いて、国内外で文化財の保存保護活動を行って来た。
 
令和2年度、文化庁リビングヒストリー事業の一環として、超高精細デジタル技術及びVR、AR映像技術を使って、現存する文化財「戊辰戦争絵巻」をコンテンツの軸として、調査研究、歴史検証、社会の広範にわたる紹介活動を行う。
 
幕末の歴史は日本史において、重要な出来事であるが、日本国内でもロマンス化された史観が支配的であり、国内外の一般の人々の中で十分認識されているとはいえない。
絵巻に残された歴史を、最新のデジテル技術と、日本の伝統芸(講談)を融合したコンテンツとして展開し、時代が大きく動いた幕末維新の歴史を体感できるプログラムを試みる。
本プロジェクト公開に先立って、ミニシンポジウムで、現状報告及び専門家の方々の意見を聞く機会を設けた。
 
世界文化遺産仁和寺が所蔵している、鳥羽伏見の戦いを描いた「戊辰戦争絵巻」(39場面、モノクロ)を超高精細(1200dpi以上)でデジタル化し、それをもとに、絵巻に描かれた場所の関係者や有識者による歴史資料調査が進行中である。
絵巻に関連する京都~鳥羽・伏見、淀、八幡・橋本、大阪のエリアの、当時から現在までの関連資料を丁寧に取材している。
初年度プログラム①では、様々な歴史的瞬間をとらえた各場面の中から厳選し、絵巻のデジタル加工と共に、アニメーション化など映像化や伝統芸とのコレボレーションを通し、リアルで分かりやすい特別な公開体験会を実施する。
 
第33回 芸術のための科学技術シンポジウム 絵巻に残された歴史を知る
文化庁令和2年度Living History事業 キックオフミーティング
「鳥羽伏見の戦い」絵巻 超高精細デジタル化及び歴史発見コンテンツ製作
 
[開催日時]
2020年9月24日(木) 13:00~16:20
 
[会場]
京都大学 時計台記念ホール [地図]
 
[プログラム]
■前半 13:00~15:00
受付 12:40
1. (開会挨拶) 文化財とデジタル技術のお話 京都大学名誉教授・(一社)先端イメージング工学研究所代表理事 井手亜里
2. (事業説明) 文化庁 文化資源活用課 水野歌子、文化庁 地域文化創生本部 村上佳代
3. (講演) 総本山仁和寺 執行長 吉田正裕
4. (講演) 霊山歴史館副館長 木村幸比古
5. (講演) 城南宮宮司 鳥羽重宏
 
(休憩10分)
 
■後半 15:10~16:20
6. (講談) 旭堂南春(講談(一部)を英語で披露)
7. (発表) (一社)先端イメージング工学研究所調査員の現状報告
8. 閉会挨拶
 
※必ず事前登録(氏名・所属・連絡先・電話番号)をお願いします。
 詳しくは下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。
※感染症対策のため入場者数に制限を設けております(定員に達し次第終了となります)
※入場は無料です
問い合わせはこちらから
 
[主催]
(一社)先端イメージング工学研究所
 
[事業名]
文化庁令和2年度 LivingHistory(生きた歴史体感プログラム)促進事業
 
[協力]
世界文化遺産仁和寺、霊山歴史館、城南宮、星野画廊、DMOKYOTO
 
[パンフレット]
第33回芸術のための科学技術シンポジウム 絵巻に残された歴史を知る(PDF)
 

TOP