活動内容ACTIVITY CONTENT
主な活動内容は京都大学・井手亜里名誉教授の開発した、文化財のための高精細画像記録システムを用いて、 日本をはじめ世界の多くの国々の、貴重な文化財、歴史資料、遺跡、遺物などを科学的に保存し、未来への情報の継承と、デジタル化時代の潮流に合わせた情報の活用です。
人類共通の文化遺産は、災害や経年劣化などによる自然的破壊や、戦争や無知の引き起こす人為的破壊の危険に常に晒されています。
これらの貴重な文化財を、科学的に確実に保存・保護するとともに、その情報を分析・活用することによって、先人達の残した芸術作品に込められた美と技法、歴史文化財に記された記憶と知恵といった無形の財産を、現代を生きる人々のために役立てることができるよう、日本の最先端科学技術を通して、社会と世界に貢献したいと考えます。
また私たちの持つ世界最大規模の文化財デジタルアーカイブについては、文化財所有者が有効に活用できるよう、その権利の保護とコンテンツの活用サポートを任務とします。
国際共同研究と文化財デジタル化拠点International Projects and Joint Research Laboratories
これまでの研究実績・公的機関からの支援
独立行政法人 科学技術振興機構
2004-2007,2006-2008
- 重点地域研究開発推進プログラム:育成研究
- 超高解像度大型平面入力スキャナの開発と画像材料推定システムへの応用
- 重点地域研究開発推進プログラム:研究開発資源活用型
- 超高精細大容量画像の安全・ダイナミック表示
総合システムの開発
↓
文部科学省
2009
- デジタル・ミュージアム実現のための研究開発に向けた要素技術及びシステムに関する調査検討
- 国際デジタルミュージアム基盤技術構築
科学技術戦略推進費
2009-2011
- 平成21年度 科学技術復興調整費
アジア・アフリカ科学技術協力の戦略的推進「国際共同研究の推進」 - アジア世界文化遺産の高精細デジタル化研究
文部科学省
2011
- 平成23年度 政府開発援助ユネスコ活動費補助金
(アジア・太平洋地域等における開発途上国の教育、科学又は文化の普及・発展のための交流・協力事業) - アジア文化遺産記録・活用を目的としたデジタル化技術従事者人材育成
文部科学省
2012
- 平成24年度 政府開発援助ユネスコ活動費補助金
(アジア・太平洋地域等における開発途上国の教育、科学又は文化の普及・発展のための交流・協力事業) - フィリピン有形・無形文化遺産の先端デジタル技術従事者人材育成
文化庁
2015、2016、2017
- 文化遺産国際協力拠点交流事業
- ミャンマー連邦共和国の文化遺産保護に関する拠点交流事業
これまでの国内交際プロジェクトの一覧
日本
- 東京国立博物館
- 宇治橋屏風
- 九州国立博物館
- 「南蛮船駿河湾来航図屏風」「伊能図」他
- 増上寺
- 五百羅漢図
- 大徳寺聚光院
- 国宝障壁画「方丈襖絵」
- 二条城
- 重要文化財障壁画
- 通度寺
- 重要文化財「八相図」
- 高野山真言宗総本山
- 重要文化財「不動明王二童子像」他
- 京都府立資料館
- 国宝・重要文化財を含む資料700枚程度
- 泉屋博古館
- 「二条城行構図屏風」「揚柳観音像」
- 仁和寺
- 白書院・宸殿・黒書院の襖絵・板戸
重要文化財観音堂・障壁画・仏像 - 京都大学
- 重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」
御土居絵図 - 京都大学総合博物館
- 「琉球進貢船図屏風」
- 滋賀大学史料館
- 「琉球進貢船図屏風」
- 浦添市美術館
- 「琉球貿易図屏風」
- 沖縄県立博物館
- 「首里・那覇港図」
- 早稲田大学
- 「羅馬施設」「阿国歌舞伎図屏風」他
- 泉涌寺
- 「古伽藍図」「涅槃図」
- その他
- ポーラ美術館、広島県立美術館、根津美術館、名古屋城、日光、関西大学など
中国
- 西安
- 北京
- 香港
- 内モンゴル
韓国
- ソウル
- プサン
フィリピン
- サンタトーマス大学
- ワルガス博物館
- 国立博物館 他
ヨーロッパ
- ロンドン科学博物館
- ダルイッチ博物館
- 東ロンドン大学
- ベルファスト
- V&A美術館
- プラド美術館
- スペイン外務省
- トリノ
- パドーワ
ミャンマー
- ヤンゴン
- パガン
- ネピドー
- タングー
イラン
- イラン国立博物館
- 絨毯博物館
オーストラリア
- ニューサウスウェールズ大学
エジプト
- ギーザ
- カイロ
- アルアズハー大学